止まらない人口減少

 2023年11月25日(土)日経新聞朝刊

「出生数、8年連続最少 今年72.9万人試算、5.5%減」

との見出しに驚きました。

えっ、今年生まれた(生まれる)子どもの数が72.9万人!?

予測値では80万人じゃなかった??ここ数年は80万人だと授業でもはなしていました。

それが70万人目前に!?

これは授業で学生に伝えなければ・・・。

40年前、1983年には150万人の赤ちゃんが誕生しました。

つまり、いま40歳の人には同い年の人が150万人いました。

今の大学生が生まれた頃(2002年)は115万人ほどいました。

それが、2023年には73万人!?

40年前の半分です。

衝撃の事実です。

小学校のクラス数が半分になる、もしくは、1クラス35人学級だったのが17人学級になる、というイメージでしょうか。


コロナもあったとはいえ、ここまで減少するとは驚きと共に本当に心配になります。

2023年に生まれた子どもたちが40歳になった時、日本はどうなっているのでしょうか。

人口減少待ったなしです。

人口減少に伴う労働力の減少、生産性の低下などが懸念されます。


現在行われている少子化対策でどこまで子どもの数が増えるのか。

2019年10月1日より「幼児教育・保育の無償化」が始まったのは記憶に新しいですね。

その1年後の冬から新型コロナウイルスが猛威を震いましたので、そちらの影響にひっぱられるため単純には議論できませんが、幼保無償化が少子化対策に効果があったのかもまた検証しなければならないテーマです。

結婚する人の数も減っているし、そもそも結婚して子どもを持つ年齢の人たちも人口が減っている世代なので、その子どもの数が少ないのもある種自然ではあります。

しかし、出生率も低下していますし、もし本当は子どもが欲しいのに経済的な理由で持てないというのならば、そこには政策が介入する余地はありそうです。





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