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論文が医療経済学の雑誌(英文)に掲載されました

  新しい論文が査読付き英文ジャーナルにpublishされました! 「コロナ禍で学校や保育施設が休校になったとき、父母がリモートワークをしながら子どもを見ることができたか?」という論文です。 近年リモートワークが進められていて、もちろん子育て中はその働き方はめちゃくちゃありがたいのですが、ずっとだと結構大変、、子どもが小さいと家にいながら仕事できない、、という実体験ベースで研究がスタートしました。 方法として、コロナ禍の休校解除が都道府県レベルで行われたことを利用して、親の主観的幸福度に与える影響を見ました。 結論は、小学生以下の子どもを持つ親たちはリモートワークしても休校に対応するのは大変、未就学児の母親はより深刻、時短営業などで労働時間の短縮を余儀なくされた母親のみ休校でも問題なかった、という結果でした。 ここから、コロナ禍だけでなく、普段もインフルエンザなどで子どもが保育園や学校を休むことってよくあると思うのですが、そういう時に柔軟にお休みが取れる職場環境が働く親たちのwell-beingに重要であるという結論を得ました。 “Is Remote Work Compatible with Childrearing? -The Impact of COVID-19 School Closures on Parents’ Well-being in Japan-” in Asian Pacific Journal of Health Economics and Policy has now published online. The article is available at https://doi.org/10.6011/apj.2024.10 DOI: 10.6011/apj.2024.10 Also, you can find it via Journal HP, https://www.ihep.jp/publications/apj/